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あの時はビビって一枚も手に入れることができませんでした・・・





先週からMotoのブログではインドカシミール現地の内容を共有しています。


先週はカシミヤストールの手織り工程、そして、今週はカシミール刺繍の手仕事が詳しく紹介されています。



今回は僕らとしても8年ぶりにカシミール現地を訪れることができたわけですが、今回の訪問の1番の目的は、現地の職人さんたちの手仕事をいつもブログを読んでくださっているあなたやお客さん一人一人に共有させていただくこと。




自分達は13年前の起業時に初めてこの手仕事を見ることができ、それからストール一枚一枚に対する向き合い方がまた大きく変化しました。



僕自身は初めてインドに訪れた2009年の12月(もう気がつけば17年も前・・・)にストールに惚れ込み、それからプライベートでは常にストールを身につけるようになり、ストールが自分の生活の中で一気に広がりました。








その後は、インド以外のアジアや中東、ヨーロッパ、北米など様々な国のストールを見て周りましたが、天然素材100%ストールの品質に関してはインドストールが圧倒的に高く、この経験から一番初めに取り扱うのはインドストールにしよう!というのはほぼ決めていました。



さらに驚いたのは、どの国に行っても最終的に一番希少で価値が高いと言われていたのがカシミール刺繍のストールだったんですよね。



特に2012年に訪れたトルコでは、まだ起業前でしたが何百枚もストールを手に入れ、何十件もお店や問屋生産者の元を訪ね、この分野に詳しい人たちにたくさん話を聞くことができました。









いくつかのお店でも実際のストールを見せてもらいましたが、それにも衝撃を受けました。







当時はまだプライベートで来ていたのでカシミヤ100%の手刺繍ストールなんてどうやっても手に入れることができませんでしたが、限られた自己資金でなんとか手に入れた一枚があります。



それがウール100%生地にニードル刺繍が施されたもの。





今振り返れば、クオリティーは全然低いですし、小売だったので価格も高かったですが、それでも自分の中では思い出の一枚なので、今でも大事にとってあります 笑




こうした経験からも自分で起業したら、いつかは日本はもちろん、世界で認められるような超一級品のカシミール手刺繍ストールやショールを扱えるようになりたい!という思いは当時から抱いていました。




そして、13年前には実際に起業し、人生で初めてインドカシミールを訪れることができました。







そこで目の当たりにしたのはまさに昨日Motoのブログでも紹介されていた職人さんたちの手仕事。




僕らも元々ものづくり出身なので、ものづくりへの情念はありますし、分野は違えど、一つの製品や作品を作り上げることの難しさはよくわかっているつもりでした。



でも、自分の場合は当時はプレスの金属加工の量産品を作っていたということもあり、彼ら・彼女らの仕事を見るにつけ、住んでいる世界が全然違うことを感じたんですよね。



プレスの量産の場合は、いかに品質を安定させながら短時間で大量の製品を作ることができるのか?ということを毎日追求していました。
製品の品質が安定し、不良品が少ければ少ないほど良いし、早ければ早いほど良い。



一方で手仕事のストールを作っている職人さんはまるで時が止まったかのような空間で仕事をしている。





ひと針ひと針。
地道で根気がいる作業を朝から晩まで毎日ひたすら繰り返しています。







まさに根気と忍耐の集大成。








この今まで自分が関わっていた仕事と全然違う分野だったからこそ、手仕事の素晴らしさにすっかり魅了されました。




でもいざそうして作り込まれたストールを目の前にすると、何だか恐れ多くて・・・







広げてみたり、ディティール確認したり、試しに試着もさせてもらいましたが、結局ビビってしまい一枚も仕入れることができませんでした。




もちろん、当時は資金も限られていたので、価格にビビったというものありますが 笑



でもそれだけではなく、純粋にまだ自分達はこうした作品を手にするべきではないと感じたんですよね。




自分達も少しずつ成長していって、いつかこんなストールを仕入れられるようになろうという憧れを抱きながら当時はカシミールを後にしました。





そして、13年経った今はおかげ様でたくさんの職人さんたちや生産者との良き関係ができ、素晴らしい手仕事のカシミールストールを展開できるようになりました。



これらのストールを代々作り続けているのが今回Motoのブログでも紹介されている職人さんたちです。






この後も日本にいるとなかなか見ることができない技術をご紹介できると思います。







ということで、ぜひ引き続きMotoのカシミール現地のブログにもご期待ください♪


コメント

あの時はビビって一枚も手に入れることができませんでした・・・」への2件のフィードバック

  1. 匿名

    命の時間が縫い込まれているですね…

    特別な逸品を商品一覧から拝見させて頂きましたが、
    なかなか『はい!買います』とはいかないし、
    また、まだまだ素晴らしい作品を纏えるほどの
    中身が育っておりません(笑)
    しかしながら、纏えるほど成長できたら
    迎えたいなぁとうっとり拝見させて頂きました。
    それと同時に、小さい頃、
    母がひと針ひと針私の洋服やエプロン、小物に
    刺繍をしてくれたことを思い出し胸が熱くなりました。
    今日も素敵なブログありがとうございます。

    返信
    1. naturallounge.jp

      コメントありがとうございます!
      本当におっしゃる通りで一枚一枚のストールに職人さんたちの命が縫い込まれていると言っても過言ではありません。
      さらにこうした職人さんたちの技術は500年以上後継者に受け継がれてきているので、歴史や伝統という意味でもものすごい時の試練に耐えて作り込まれていることがわかります。
      僕らとしてももっともっとこうした技術をお客さん一人一人にも共有させていただきたいと思い今回の訪問を計画しました。
      お母様が身近にあるものに刺繍をしてくれていたんですね。
      今はなかなかこうしたものや行為も少なくなってきてしまっていますが、大事ですし、おっしゃるようにずっと思い出として心に残りますよね。
      やっぱり手仕事の温もりや想いというものは量産品とは違う価値があるので、こうした部分もこれからも発信していければと思います。
      こちらこそいつもブログにも目を通していただき本当にありがとうございます。
      山崎

      返信

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Profile
山崎拓
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。


2026.07.01

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